ドイツ銀行の株価が、過去最安値に

 モーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題をめぐって、アメリカ司法省から最大で140億ドルもの制裁金支払いを求められているドイツ銀行の株価が、過去最安値に下落しました。

 MBSはサブプライムローン危機の一因になったと言われており、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、ドイツ銀行は制裁金の減額を巡ってアメリカ司法省と交渉を続けているそうですが、交渉内容は流動的だと言うことです。

 ドイツ銀行はフランクフルト・アム・マインに本店を置くドイツのメガバンクで、コメルツ銀行・ドレスナー銀行とともに「ドイツ三大銀行」と呼ばれます。しかし、2014年にはルクセンブルク・リークスに租税回避を暴露され、日本でも傘下のドイツ証券社員が三井物産連合厚生年金基金の常務理事に高額な接待を頻繁に行ったとして、贈賄の疑いで逮捕。同じくドイツ証券アナリストが、東証1部上場会社の決算に関する情報を公表前に入手、同社職員や顧客に伝えて、金融庁から業務改善命令を受けるなどしています。

 ドイツ政府はこれまで欧州の他国政府による公的支援に強硬な姿勢を取ってきたこともあり、自国の銀行だけを救済する事は難しいとみられています。事実、ドイツ政府はドイツ銀の救済計画を準備しているとの新聞報道を否定しています。

 しかし、ダイムラーやミュンヘン再保険、シーメンス、ドイツ取引所等ドイツの大手企業は、グローバルビジネスを展開する同国企業にとってドイツ銀行は不可欠な存在だとして、同行への支持を表明しています。

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