MOX燃料、ドイツ電力会社へ引き渡し

 東京電力の23日発表によると、同社がフランスのアレバ社に製造を委託していたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を、ドイツの複数の電力会社に引き渡す契約を結んだそうです。
 代わりにドイツ側は、イギリスに製造を委託している燃料を東電名義に変更すると言うことです。核不拡散の観点から厳重な管理が求められるプルトニウム燃料を、他国と交換するのは極めて異例。

 ドイツへの引き渡しが決まったアレバ社のMOX燃料は、主に福島第一原子力発電所3号機向けに委託していましたが、一昨年の東日本大震災に伴う原発事故で3号機が廃炉となったために行き場がなくなっていた物でした。

 国内の電力各社はMOX燃料を原発で使うプルサーマル計画を進めてきましたが、現在に至るまで福島第一以外の原子力発電所も再稼働の見通しが立っていません。特に福島第一原子力発電所は事故で大きく損傷し、核燃料を受け取っても保管場所が無い状態です。しかし、ドイツの電力会社との「交換」により、アレバ社から迫られていた燃料の引き取りを先送りでき、再稼働までの間時間を稼ぐことが出来ます。

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