鴨川のオオサンショウウオ絶滅か

 京都市の鴨川水系には、国の特別天然記念物・オオサンショウウオが生息していますが、市の捕獲調査で2013年以降、特別天然記念物の対象とならない外来種や交雑種しか見つかっておらず、絶滅の危機に瀕しています。

 オオサンショウウオは数千万年前から形を変えず生息しているとされ、チュウゴクオオサンショウウオと並んで世界最大の両生類です。体長は最大で約150センチと言われますが、野生の個体が100センチを超えるのは極めて希で、通常は70~80センチメートル程度です。河川の上流域に生息する完全水生で夜行性。非常に貪欲で魚類、カエル、甲殻類、貝類、ミミズなどを捕食。時には共食いする事もあります。

 しかし、近年は食用に持ち込まれるなどした外来種のチュウゴクオオサンショウウオが野生化、オオサンショウウオとの交雑が進んでいるため、在来種が絶滅しつつあるのです。

 市が2011年から6年計画でDNAによる分析を続けていますが、2015年1月までに鴨川水系で捕獲した計244匹のうち、在来種は2011年度の3匹、2012年度の1匹しかいなかったという事です。外来種や交雑種は川に戻せません。とは言え、実はチュウゴクオオサンショウウオもIUCNレッドリストの「絶滅寸前 (CR)」に記載され、種の保存法の国際希少野生動植物種に指定されているため駆除するわけにも行かず、交雑種以外は水族館に移すなどの措置をとっています。

 在来種が4匹しか見つからなかった、と言う事は、鴨川では事実上の絶滅と考えて良いのではないでしょうか?。

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