架空請求で二次被害

 知らずにアクセスしたインターネットのアダルトサイトで不当な料金を請求されるケースは良くありますが、最近「探偵」や「調査会社」などをかたるサイトに相談して法外な料金を請求される二次被害に遭うケースが増えているそうです。

 無料だと思ってアクセスしたサイトで登録料を請求する画面が表示され、支払わない場合は法的措置を取ると言う表示を見た男性が、インターネットで「相談無料」と言う探偵事務所に依頼した所「請求画面を削除できるが、作業に5万円がかかる」と言われたと言う事です。男性が支払うと、その後探偵事務所は「削除できなかった、今後の裁判のために金がかかる」と連絡があり、不審に思って県消費生活支援センターに相談しました。

 被害金の解約交渉や返金請求などを行うためには弁護士資格がいるはずですね、確か。探偵や調査会社が行うのは法律で認められておらず、このケースにしても詐欺の可能性が高いと思われます。当然実際の交渉などしておらず、それどころかアダルトサイトの運営者とグルか、同一の可能性すらあります。

除染は下請け多くチェック甘い

 暴力団組長が東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う除染作業に作業員を違法派遣したとされる事件で、山形県警に労働者派遣法違反(無許可派遣)の疑いで逮捕され、別の労働者派遣法違反でも起訴されている同県東根市中央の指定暴力団住吉会系組長、荒井好憲被告(40)が調べに対し、「除染作業は下請けが多く、自治体側のチェックが甘くなると思った」と供述しているそうです。

 この事件、荒井被告が昨年11月に作業員3人を同社に無許可で派遣、発注元の福島県伊達市で除染作業に従事させたとして、労働者派遣法違反容疑で逮捕されたものです。これまでの調べで、今年1月までに暴力団関係者を含む約10人を派遣、ピーク時月約100万円の利益を得ていたとみられています。

 こう言う事業は2次請け3次請けと、何段階もの下請けがあって、実際に荒井被告が組員を派遣したのも3次下請けの土木建設会社。現場では暴力団関係者かどうかなど、調べる方法はありませんし、発覚しにくいのは確かでしょう。

振り込め詐欺、高額被害が増加

 東京都内の振り込め詐欺の被害額がことし1月からの半年間で20億円を超え、特に1000万円以上をだまし取られる高額の被害が大幅に増えて4件に上り、昨年1年間の件数(38件)をすでに上回っていることが警視庁のまとめで判りました。
 警視庁では「限度額が設定されている口座振り込みではなく、被害者から直接手渡しさせる手口が多くなっていることが被害の高額化の要因」とみています。

 警視庁によると、都内での振り込め詐欺の被害は今年1月からの半年間に764件あり、件数自体は去年の同じ時期より35件減っていますが、被害額は全体で20億1800万円余りに上り、去年の同じ時期よりおよそ2億5000万円、率にして14%増えています。

 今年1月には、80歳の女性が息子を装った男から「小切手が入ったカバンを置き忘れた」と電話を受け、息子の部下を名乗る男に4回にわたって合わせて3700万円を騙し取られるなど、全体の約6割が自宅に現金を受け取りに来る「手交型」になっています。また、1度現金を渡すと繰り返しだまされて被害が大きくなるケースが目立つのも特徴です。

 警視庁は、息子や孫などを名乗って現金を要求する電話や、部下や同僚などに現金を取りに行かせるといった電話を受けた場合は、すぐに信用せずに本人に連絡して確認するほか警察に通報してほしいと呼びかけています。