11年ぶりに横綱が反則負け

 大相撲夏場所の14日目、横綱日馬富士が大関稀勢の里との一番で、まげをつかんだとして反則負けを喫しました。横綱が反則負けを取られたのは、2003年名古屋場所5日目に朝青龍が平幕旭鷲山のまげをつかんで以来の事です。なお、平幕力士が横綱に反則で勝っても金星になりません。
 髷を掴んだことについて日馬富士は、「(指が)入っちゃったんだな。抜けないんだ。分かっていた」と、黒星も覚悟の上だったようです。

 1敗の横綱白鵬を2敗で追っていた日馬富士でしたが、これで優勝争いから脱落。優勝争いは1敗の横綱白鵬と、2敗の大関稀勢の里に絞られています。まさか、横綱が反則負けで油症争いから脱落するとは意外でした。

 ちなみに今場所は12日目に、横綱鶴竜が関脇豪栄道のはたきに転がった際に髷をつかまれたとの判定により、横綱として史上初の反則勝ちを記録しています。横綱と反則に縁のある場所で、しかも両方ともモンゴル出身。そう言えば、11年前に反則負けを喫した朝青龍もモンゴル出身でした。

ジョーブ博士が死去

 アメリカで肘靱帯(じんたい)を修復する手術を初めて成功させたスポーツ医学の権威、フランク・ジョーブ博士が6日、死去しました。

 フランク・ジョーブはアメリカの整形外科医で、1974年、メジャーリーガーの投手、トミー・ジョンの損傷していた左腕靭帯に対して、初めて腱を自家移植する手術(アメリカでは現在、この手術をトミー・ジョン手術と呼ぶ)を実施。トミー・ジョンはメジャー復帰を果たしました。この手術以降、同様に肩や肘を故障していた数多くのプロ野球選手に対して同様の手術を行い、多くの選手が復帰を果たしています。
 日本では、右肘の故障から2年ぶりに復活したロッテ・オリオンズ(現千葉ロッテ・マリーンズ)の村田兆司によって一躍その名を知られ。以降、ヤクルト・スワローズの荒木大輔、元巨人(手術を受けた当時はピッツバーグ・パイレーツ)の桑田真澄、中日ドラゴンズの近藤真一らが同様の手術を受けています。

 ジョーブ博士の手術で全員が復活できたわけでなく、トミー・ジョン手術も万能ではありませんが、この手術で駄目なら仕方が無いと思わせるほど多くの選手を救い、絶大な信頼を得ていました。

2020年夏季オリンピック、東京に決定

 2020年夏季オリンピックの開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会は、7日(日本時間8日)にブエノスアイレスで行われ、開催都市に東京が選ばれました。東京での開催は1964年以来2度目です。

 東京は石原慎太郎知事(当時)、2016年のオリンピック誘致を目指していましたが第2回目の投票で最小得票数だったため落選、招致に失敗していました。その後、2011年の東京都知事選挙で4選を果たした石原都知事が、2020年のオリンピックへの立候補を表明、石原の都知事退任後も新都知事の猪瀬直樹が引き継いでいたものです。

 東京は85%の競技会場を選手村から半径8キロ以内に配置し、選手や関係者に負担が少ない「コンパクトな五輪」を訴え、6月末発表のIOC評価報告書では高度な交通網、良好な治安状態などが高く評価されていましたが、イスラム圏初開催を目指すイスタンブールも猛追。マドリードはスペイン王室の協力を得て逆転を狙い、その上日本には福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題など不利な材料もあり、最後まで接戦は続いていました。しかし、東京は1回目の投票で過半数を超えなかったものの最多得票を獲得。イスタンブールとの決選投票を制して、見事2度目の開催地となりました。