振り込め詐欺、高額被害が増加

 東京都内の振り込め詐欺の被害額がことし1月からの半年間で20億円を超え、特に1000万円以上をだまし取られる高額の被害が大幅に増えて4件に上り、昨年1年間の件数(38件)をすでに上回っていることが警視庁のまとめで判りました。
 警視庁では「限度額が設定されている口座振り込みではなく、被害者から直接手渡しさせる手口が多くなっていることが被害の高額化の要因」とみています。

 警視庁によると、都内での振り込め詐欺の被害は今年1月からの半年間に764件あり、件数自体は去年の同じ時期より35件減っていますが、被害額は全体で20億1800万円余りに上り、去年の同じ時期よりおよそ2億5000万円、率にして14%増えています。

 今年1月には、80歳の女性が息子を装った男から「小切手が入ったカバンを置き忘れた」と電話を受け、息子の部下を名乗る男に4回にわたって合わせて3700万円を騙し取られるなど、全体の約6割が自宅に現金を受け取りに来る「手交型」になっています。また、1度現金を渡すと繰り返しだまされて被害が大きくなるケースが目立つのも特徴です。

 警視庁は、息子や孫などを名乗って現金を要求する電話や、部下や同僚などに現金を取りに行かせるといった電話を受けた場合は、すぐに信用せずに本人に連絡して確認するほか警察に通報してほしいと呼びかけています。