除染は下請け多くチェック甘い

 暴力団組長が東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う除染作業に作業員を違法派遣したとされる事件で、山形県警に労働者派遣法違反(無許可派遣)の疑いで逮捕され、別の労働者派遣法違反でも起訴されている同県東根市中央の指定暴力団住吉会系組長、荒井好憲被告(40)が調べに対し、「除染作業は下請けが多く、自治体側のチェックが甘くなると思った」と供述しているそうです。

 この事件、荒井被告が昨年11月に作業員3人を同社に無許可で派遣、発注元の福島県伊達市で除染作業に従事させたとして、労働者派遣法違反容疑で逮捕されたものです。これまでの調べで、今年1月までに暴力団関係者を含む約10人を派遣、ピーク時月約100万円の利益を得ていたとみられています。

 こう言う事業は2次請け3次請けと、何段階もの下請けがあって、実際に荒井被告が組員を派遣したのも3次下請けの土木建設会社。現場では暴力団関係者かどうかなど、調べる方法はありませんし、発覚しにくいのは確かでしょう。