ジョーブ博士が死去

 アメリカで肘靱帯(じんたい)を修復する手術を初めて成功させたスポーツ医学の権威、フランク・ジョーブ博士が6日、死去しました。

 フランク・ジョーブはアメリカの整形外科医で、1974年、メジャーリーガーの投手、トミー・ジョンの損傷していた左腕靭帯に対して、初めて腱を自家移植する手術(アメリカでは現在、この手術をトミー・ジョン手術と呼ぶ)を実施。トミー・ジョンはメジャー復帰を果たしました。この手術以降、同様に肩や肘を故障していた数多くのプロ野球選手に対して同様の手術を行い、多くの選手が復帰を果たしています。
 日本では、右肘の故障から2年ぶりに復活したロッテ・オリオンズ(現千葉ロッテ・マリーンズ)の村田兆司によって一躍その名を知られ。以降、ヤクルト・スワローズの荒木大輔、元巨人(手術を受けた当時はピッツバーグ・パイレーツ)の桑田真澄、中日ドラゴンズの近藤真一らが同様の手術を受けています。

 ジョーブ博士の手術で全員が復活できたわけでなく、トミー・ジョン手術も万能ではありませんが、この手術で駄目なら仕方が無いと思わせるほど多くの選手を救い、絶大な信頼を得ていました。